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【入門編】高齢者に関わる問題 その1/正解と解説

1 細胞性免疫を担う組織である胸腺の大きさが最高に達するのは何歳か。

A.10歳 B.15歳 C.20歳 D.30歳 E.40歳

正解B
胸腺は、Tリンパ球(細胞性免疫を担う細胞)を成熟させる臓器で、心臓の上部にある。胸腺は思春期の15歳前後で最大になり、その後に組織の繊維化が起こり縮小する。そのため、30歳以降では、細胞性免疫能が低下してくる。

2 細胞性免疫の低下・乱れと関連しない健康トラブルはどれか。

A.帯状疱疹 B.多くのがん C.多くの自己免疫病 D.ざ瘡(ニキビ) E.口腔カンジダ症

正解D
多くの感染や炎症が関わる疾患に細胞性免疫が関与している。また、自己免疫疾患の原因としても細胞性免疫の乱れが関係する。ざ瘡は、皮脂腺にアクネ菌が増殖して、好中球という白血球が刺激を受けて炎症がおこる皮膚疾患であり、この中では細胞性免疫との関係は一番薄い。

3 防御機構としての体液の流れが障害されやすい人はだれか。

A.妊婦 B.新生児 C.高齢者 D.栄養不良者 E.がん患者

正解C
高齢者の防御機構の低下でもっとも特徴的なのが、血液や多くの体液(唾液など)の滞りである。そのために起こるのが、口腔や眼,鼻、消化器、泌尿器のトラブルである。

4 高齢者の皮膚の特徴として間違ったものは何か。

A.角層が薄い B.角層を除く表皮が薄い C.角層が乾燥する D.真皮の弾力性が低下する E.真皮の血流の調節に時間がかかる

正解A
高齢者の表皮の特徴は全体として薄くなるが、角層は離脱が遅れ相対的に厚くなる。そのためそこに白癬菌感染が起こりやすい。角層を無理にはがすと炎症を誘発する。

5 我が国の80歳以上の高齢者において、爪白癬にかかっている患者の割合はどれくらいか。

A.30%以上 B.約20% C.約10% D.約5% E.約3%

正解A
主に足の指にできる爪白癬は一度かかると自然治癒することはまずないので、加齢とともに罹患率は増加する。男性では40歳代で約10%の方が爪白癬に罹患しており、その後年齢が増すにつれて率は上がり、80歳代では30%以上になる。女性の罹患率は、若干低いが80歳以上では約30%以上に達する。症状は強くなく、見過ごされる場合が多いが、ほかの人への感染源となるので衛生上問題である。なお、50歳以前では爪白癬より、足白癬患者が多い。